雑記

神曲:「東方萃夢想」と、アレンジ曲の歌詞についてちょこっと

「東方萃夢想を無理してもらって-4で4人で歌ってみた」 http://www.nicovideo.jp/watch/sm6293591 より 同人のゲーム音楽、「東方萃夢想」のアレンジ曲。 この曲、原曲もアレンジ曲も、めっちゃ好きなんだよなあ。 とくに上の曲の、 降りしきる雨に冷えた唇 …

平沢進、萩原雪歩、「トラック・ラグーンにゴースト浮遊せしや」

敬愛するアーティスト、平沢進の作詞した、なんともいえない歌を見つけた。 「トラック・ラグーン」。 作曲は、横川理彦。 「アイドルマスター トラック・ラグーン(横川理彦with平沢進) ゆきぽソロ」 http://www.nicovideo.jp/watch/sm6306721 より 奇妙な歌…

夢みる風力発電機

少年と少女が向き合って、はああって暖かい息を吐くと、そこにまぁるい小さな世界ができて、苔の絨毯にゆっくり降りていったかと思うと、ぱちん。 世界は広がり、色が生まれ、音が生まれ、匂いが生まれ、そしてキミは生まれた。

ダーウィン生誕200年の今日

今日は進化論の提唱者、チャールズ・ロバート・ダーウィンが生まれて、ちょうど200年目にあたるそうだ。 昨日、大学の教授からのメーリスで知った。 チャールズ・ロバート・ダーウィン。進化論の基礎をかたちづくった人である。当時、DNAなど、遺伝物質は…

花屋で見かけた微笑ましい光景

登場人物: 女の子、女の子の母、女の子の父 場所: 住宅街に突如進出してきたばっかりの花屋さん。住宅街に花屋なんて、大丈夫かなあ、今後の経営が心配だ。 ーーーーーーー (住宅街に突然出来た花屋にて。女の子とその母が一緒にポインセチアの鉢植えを見…

僕たちを滅ぼしてほしい。

仏教には末法思想というものがある。本来はこの世の終わりを意味するものではなかったが、日本の民間に浸透するとともに、広く、この世の終わりを意味する思想へと転換していった。宗教家たちは、この世の終わりの後にいく、次の世界で救われるため、仏なる…

大人になるということ、ふとひらめいたこと

最近、にやにやしながら、相手を不快にさせないように行動してる。 当たり前か。 確かにそうかもしれない。 黄色くなったイチョウがはらはらと落ちる並木道を歩いていて思った。 自分がヒトからどう見られているのか考えはじめたとき、 そして、自分をヒトに…

「曇りなき眼で見定める」

「もののけ姫」(スタジオジブリ、宮崎駿監督、1997年)に以下のような主人公アシタカのセリフがある。 「曇りなき眼で見定める」 最新の兵器、銃で苦しみながら死んだイノシシの神。もののけ姫の主人公であるアシタカは、その呪いを受ける。呪いの原因…

skycommuは言った、「人間とは進化生物学的に有利なように感情を発露させ、自己認識する複雑精巧なメカニズムである。」

デカルトは物体の世界は大きな機械にすぎず、定まったメカニズムどおりに動くと言った。そして、デカルトはこのような機械論的自然観を有機的な自然、動物にまで適用する。動物とは複雑精巧な自動機械オートマトンにすぎないとさえ言った。そのような中で精…

アイドルの歌謡ポップスってどうよ?

平沢進ばかり聞いている私だが、久しぶりにエムステを見た。 率直で冷たい感想。万人が当然のように感じる思いを、本当の本当にただ歌にして、いかほどの価値があるのか。 同じような歌詞、楽曲、踊り、演出。 度が過ぎて気持ち悪い。 歌は詞であるはずだ。…

偸盗(There is something in the darkness と 二人の具現者)

※芥川龍之介の小説「偸盗」を読んで 偸盗(There is something in the darkness と 二人の具現者) There is something in the darkness 偸盗は各年代を通して評価が様々に分かれる作品であるが、著者である芥川龍之介自身は早くからこれに対し厳しい不満と…

赤が赤である生の質感について

世界の成り立ち、地球の神秘、生命の驚異、複雑システムの仕組み、人間性の根元 などなど、、、、、、。 多くのことを明らかにした進化生物学、進化心理学。 その概念的仕組みは結構シンプル。意志なき無方向な変異と、環境による変異の選択。そして変異の遺…

眠りから見晴らせば 宇宙はキミを夢見て

今日、バイト帰りにちょと時間が空いたので何となくカラオケへ。一人でカラオケに行くの久しぶりだったから思いっきり平沢進やp-model、バンプオブチキンの曲を熱唱した。 そこで初めて、平沢進の「金星」を歌ってみる。う〜む、難しい。 そして、歌っている…

平沢進の音楽は都市の音楽である。

商品と快楽を求め大挙として人が一同に押し寄せる一大消費地としての都市。 ヒト・モノ・カネ・権力が集積し、無数の人の交流の中、多数の仕事が集中する都市。 古い価値観を排し新しい価値観を生み出し続ける都市。 人類の輝きのごとく煌々と光り輝き脈動す…

「ときどき理屈に合わないことするのが人間なのよ」

「ときどき理屈に合わないことするのが人間なのよ」 源静香 「のび太と鉄人兵団」より Yes. 人間は理屈だけで動くわけではない。 ときに人は、理性を忘れ、感情的になって行動する。 怒りに我を忘れ、馬鹿なことをする。 恐怖に我を忘れ、間抜けなことをする…

『こころ』×小畑健

期間限定で、集英社が出版する夏目漱石『こころ』の表紙を、「ヒカルの碁」や「DEATH NOTE」で有名な小畑健が書くらしい。 詳細は→ http://www.oricon.co.jp/news/confidence/55783/full/ 大学生協に売っているのを偶然見、思わず手に取ってしまった。 理由…

世の中を良くするための、人間を良くするための、人生を良くするための、自然を良くするための、人間関係を良くするための、最終法則を発見した!

それはなんでも 程度問題。 《2007/08/01の記事を転載》

「平沢進」の薦め

知ってる人には言わずもがなだが、はっきり言って平沢進は非常に異質だ。音楽提供の方法、ライブ、歌詞、楽曲、etcetc。彼の魅力はそこに根ざしているといってもよい。もっとも、ファンは彼の「異質であること」自体に魅了されているわけではないだろう。純…

混沌とは何ですか?

混沌とは何ですか? 現実とは何ですか? 人間とは何ですか? 私とは何ですか? 混沌とは、私たちを取り巻くただの原子の流れ、そのすべてです。 私も含め、私の周りにある事象の起因です。 混沌は世界の本当の姿でもあります。 私たちを取り巻くただの原子の…

トラベラーズノートの魅力

私は今、といってももう3ヶ月近く前からだが、MIDORIのトラベラーズノートという手帳を使いこなそうと奮闘している。 参考→ http://www.midori-japan.co.jp/tr/ トラベラーズノートとは牛革一枚でできたノートカヴァーといってよい。そこにいろいろなリフィ…

銀の滴降る降るまわりに,金の滴降る降るまわりに

結構前だね。10月15日の「その時歴史が動いた」でアイヌ神謡集の著者、知里幸恵が取り上げられていた。その時のタイトルは「神々のうた 大地にふたたび 〜アイヌ少女・知里幸恵の闘い〜」だった。 僕は特別な感情を持って、この番組を見た。なぜなら、僕…

レジ打ちには「ありがとう」と言おう!

このまえ、お世話になったダイエーをやめました。いやーお世話になったお世話になった。食品レジは忙しかったなあ。 ところで、、、あなたはレジ打ちに「ありがとう」といったことはありますか?いやないでしょ?ないよねー。じゃあ明日から言うようにしまし…

レイチェル・カーソンの「海のなか」を読んで

『海を本当に知っている人など、いるのだろうか?』 「沈黙の春」で知られるレイチェル・カーソン女史は、短編「海のなか」でそう書き起こす。私たちはここで、この問いに答えるために彼女の言を拡大解釈する必要に迫られるだろう。すなわち、自然を本当に知…

移転のお知らせ!

これまで、「スカイコミュのノート」(http://skycommu.blog50.fc2.com/)にてブログを構築していましたが、このたび、 「はてなダイアリー」に移転してきました! 新ブログ名は「夢みる風力発電機」(http://d.hatena.ne.jp/skycommu/)です。 移転の理由は…

諸君、私は革製品が好きだ。

と、タイトルで書いておいて、「あの少佐」のテンプレにはならないのです。期待した皆さんすいません。 さて、 僕は革製品が好きだ。特にオイルレザーが大好きだ。 においもいいし、つやもいい。自然にできたトラもいいし、血筋が残っているのもいい。 なに…

もう年をとったらこういうことは書けない。僕たちは限定された不完全な認識の中で、世界を生きることしかできないのだ。

この世に真実なんてない。正しい見方なんてない。正しい感情なんてない。正しい判断なんてない。 人間の認知能力には限界がある。人間社会の探査能力には限界がある。 僕は、限られた情報の中でしか生きられないんだ。限られた側面の中でしか生きられないん…

「笹で一面覆われた薄緑色の島」のお話

男2人で小さな島を旅行した帰り。 島は、人口100人とちょっとで、しいていえば、ヒョウタンのような形をしている。 大和(民宿のおばあちゃんは、本土のことをそう呼んだんだ)行きの船の中。 もちろん島にはホテルなどなく、3件の民宿があるのみ。 時…

「私」とは、流転そのものである。

「私」とは何か? そのヒントになるようなことは当ブログでもいろいろ考えてきた。 例) 混沌とは何ですか? おまえはそれでも自由であることを望むだろうか? 一つの結論を示したい。 「私」とは、流転そのものに他ならない。 ーーーーー 今日、祖母の家のペ…

純文学と大衆文学の違いについての覚え書き

バイト先の職員が、「純文学と大衆文学の違いって何だろうね?」と僕に話をふってきた。その上司は歴史小説をもうそれはもう、ものすごく読む方で、浅田次郎などが好きらしい。 浅田次郎や司馬遼太郎の作品は一般に大衆文学に分類される。「純」文学と「大衆…

文学においては時代を経るに従って、論は作品の本質からずれやすくなるのではないか

先行論を読んでて感じること:「文学においては時代を経るに従って、論は作品の本質からずれやすくなるのではないか」最近、武田泰淳「ひかりごけ」の先行論をたくさん読んでいる。卒論のためだ。 古い(といっても1970年代だけどね)論から新しい論を読…