2011-01-01から1年間の記事一覧

新田原基地航空祭

10月の中旬の、宮崎県の新田原基地の航空祭の写真。 2ヶ月以上前のものだが。初めて航空祭というものに行った。空自の基地に行くのも初めてだった。 F4やF15を見るのも初めてだったが、想像以上に大きくて迫力があった。全長が大型バスくらいあった…

フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来

フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来 トーマス・フリードマン 伏見 威蕃訳 1910(初版2005) 日本経済新聞社 内容、折口より 世界の仕組みは大きく変わった。新しい通信テクノロジーの出現によって、地球上のあらゆる場所にいる人間との共同作業が可…

読者はどこにいるのか 書物の中の私たち

読者はどこにいるのか 書物の中の私たち 石原 千秋 2009 河出書房新社 内容、カヴァー折口より 私たちは本を読むとき、さまざまなことを期待している。その期待は満たされたり、裏切られたり、覆されたりする。そのとき、私たちはどういう読者なのか、どうい…

授業の腕をあげる法則

授業の腕をあげる法則 向山 洋一 1985 明治図書 内容、出版社ウェブサイトより 愛情と熱意だけでは授業の腕は上がらない。 プロ教師への道を示す教育技術の基礎・基本・法則化運動を展開する著者の主張が平易に語られている。授業が楽しくなる教育書のバイブ…

インテリジェンス 闇の戦争 イギリス情報部が見た「世界の謀略」100年

インテリジェンス 闇の戦争 イギリス情報部が見た「世界の謀略」100年 ゴードン・トーマス (著), 玉置 悟 (翻訳) 原著2009 講談社 内容、出版社ウェブサイトより 世界18ヵ国で翻訳された名著! ジャーナリスト 池上彰氏推薦! 「スパイ活動の歴史をイギリス…

悪の教典

悪の教典 貴志 祐介 2010 文藝春秋 内容(「BOOK」データベースより) 学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は高いIQと好青年の貌を持っていた。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。 感想 ○エンターテイメント小説としては一級のおもしろさ。…

新世界より

新世界より 貴志 祐介 2008 講談社 内容(「BOOK」データベースより) 子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとは―。何も知らず…

メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学

おすすめ! メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 松永和紀 2007 光文社 内容、折口より 世界に氾濫するトンデモ科学報道。納豆ダイエット捏造騒動を機に健康情報番組の問題点は知られるようになってきたが、テレビを批判する新聞や週刊誌にも、あ…

少年リンチ殺人 「ムカつくから、やっただけ」

少年リンチ殺人 「ムカつくから、やっただけ」 日垣 隆 1999 講談社 内容(「BOOK」データベースより) 集団暴行を受けて息子を殺された両親が、無念さを乗り越えて真相究明に立ち上がった。「少年法」という聖域。加害者の人権ばかりが強調される矛盾した現…

心脳コントロール社会

心脳コントロール社会 小森 陽一 2006 筑摩書房 内容、折口より それと気づかれないまま、人を特定の方向に誘導するマインド・マネジメント。脳科学の知見を取り入れた「心脳マーケティング」に基づくこの手法は、今や商品広告のみならず、政治の世界でも使…

「激安」のからくり

「激安」のからくり 金子 哲雄 2010 中央公論社 内容(「BOOK」データベースより) 経済をわかりやすい語り口で語る著者が、「激安」商品を俎上にのせ、安さのからくりをズバリ指摘。コストを徹底的に減らせたワケは。コラムも充実した、賢い消費者になるた…

江戸の決断 武士たちは、どう諸藩を立て直したのか

江戸の決断 武士たちは、どう諸藩を立て直したのか 河合 敦 2006 講談社 内容(「BOOK」データベースより) 成功例と失敗例、驚くべき江戸時代の「幕政・藩政改革」。 感想 ○「江戸時代の我が国は、絶大な経済力と軍事力をもった幕府(徳川家)が、二百数十藩(…

あらすじでわかる中国古典「超」入門

おすすめ! あらすじでわかる中国古典「超」入門 川合 章子 2006 講談社 内容、出版社ウェブサイトより 『西遊記』『紅楼夢』『史記』1冊でおさらい中国!! 漢文の知識からゲーム・武侠小説世界も概観 旅行に、ビジネスに、関わりが広がる中国文化格好のガ…

いちにち と いちにち

東串良町柏原海岸鹿屋市白崎町鹿児島市名山町田代町花瀬

月に夜

これらの写真に特に物語はなく。 こんな写真が撮れたという程度。嗚呼、僕は物語を渇望するよ。

夏、佐多岬2011

奄美で育った僕は、本土の海をバカにしていた。 汚い海、醜い海、臭い海、薄緑の海、粘った海、と。本土最南端、佐多岬に行ってそれは見事に裏切られた。 かの岬の海は想像以上に綺麗なのである。 2011年の佐多岬。僕が風景の中に立ったのは、風の強い、空の…

西郷隆盛 西南戦争への道

西郷隆盛 西南戦争への道 猪飼 隆明 1992 岩波 内容、折口より 西郷隆盛はなぜ反乱をおこしたのか。またなぜ、復権されるのか。幕末動乱から征韓論争、西南戦争にいたる西郷の軌跡をたどり、さらに死後の評価までを射程に入れて、西郷の悲劇の意味を読み解い…

なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか

なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか 若宮 健 2010 祥伝社 内容、折口より 韓国がパチンコを禁止したことを、日本では筆者が始めてリポートしたが、それを報道した日本のマスコミはない。その上、韓国以上に被害が大きい日本で、なぜ違法な状態のままでパ…

貧困の克服 アジア発展の鍵は何か

貧困の克服 アジア発展の鍵は何か アマルティア・セン(著),大石 りら(翻訳) 2002 集英社 内容、折口より アジアで初めてノーベル経済学賞を受賞したセン博士は、日本やアジア再生の鍵は、かつての経済至上主義路線ではなく、人間中心の経済政策への転換であ…

大学生の論文執筆法

大学生の論文執筆法 石原千秋 2006 筑摩書房 内容、カヴァー折口より 大学生にとって、論文を書くとはどういうことか。誰のために書くのか。何のために書くのか。大学での授業の受け方や大学院レベルでの研究報告書の作法、社会に出てからの書き方まで、論文…

ケガレ

ケガレ 波平恵美子 初版1985 講談社 内容、カヴァー裏より 民間信仰において、ケガレを祓う儀礼は頻繁に多様な形で行われていた。人間の不幸は、ケガレ=不浄に原因があると考えられ、生活の隅々にまでその指標が浸透していたのである。死=黒不浄、出産・月経…

小中学生のための世界一わかかりやすいメディアリテラシー

小中学生のための世界一わかかりやすいメディアリテラシー 後藤武士 2008 宝島社 内容(「BOOK」データベースより) メディアってなんだ?テレビや新聞もウソをつく!?ネットとつきあう秘訣もいっぱい!テレビや新聞などの見方から、ネットでいじめられない方法…

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか 竹田恒泰 2010 PHP研究所 内容、カヴァー折口より マンガ・アニメが席巻し、世界はいま空前の日本ブーム。しかし理由はそれだけではない。食文化、モノづくり、日本語、和の心、エコ―あらゆる日本文化に好意が寄せら…

おまえが若者を語るな!

おまえが若者を語るな! 後藤 和智 2008 角川 内容、背表紙の宣伝より 「モノが溢れる社会になり、心が貧しくなった」といった言説が飽きることなく繰り返されてきた。そして偏見と差別しか生まずに消えていった…。不毛な議論に振り回された20代が、風穴を開…

マンガはなぜ規制されるのか 「有害」をめぐる半世紀の攻防

マンガはなぜ規制されるのか 「有害」をめぐる半世紀の攻防 長岡義幸 2010 平凡社 内容、カヴァー折口より 東京都の青少年条例、児童ポルノ禁止法など、マンガについての規制が強化されつつある。日本独自の表現であり文化であるマンガは、なぜ国や自治体に…

異邦の騎士

異邦の騎士 島田 荘司 原書房 1997(原著1988) 内容(「BOOK」データベースより) 失われた過去の記憶が浮かびあがり男は戦慄する。自分は本当に愛する妻子を殺したのか。やっと手にした幸せな生活にしのび寄る新たな魔の手。名探偵御手洗潔の最初の事件を描…

生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ 福岡伸一 2007 講談社 内容(「BOOK」データベースより) 生きているとはどういうことか―謎を解くカギはジグソーパズルにある!?分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色をガラリと変える。 感想 分子生物学が自己複…

ジャーナリズム崩壊

おすすめ! ジャーナリズム崩壊 上杉 隆 2008 幻冬舎 内容、背表紙より 日本の新聞・テレビ記者たちが世界中で笑われている。その象徴が日本にしかない「記者クラブ」制度だ。メモを互いに見せ合い同じカンニング記事を書く「メモ合わせ」、担当政治家が出世…

日本語と時間 〈時の文法〉をたどる

日本語と時間 〈時の文法〉をたどる 藤井 貞和 2010 岩波 内容、カヴァー折口より 古代人は過去を表わすのに、「き」「けり」「たり」など六種もの「助動辞」を使い分けた。ひたすら暗記の学校授業を思い出し、文法を毛嫌いするなかれ。それら〈時の助動辞〉…

レースに負けた青年の、うな垂れる様子から目が離せない。

岩手県 花巻市 田瀬湖。 漕艇の試合。レースに負けた青年の、うな垂れる様子から目が離せない。 それは美しく、 また僕にはないものだから。三年間に抱いたであろうありとあらゆるさまざまな人間臭い感情は、ただここに結実したのだ。空が大きく、綺麗に見え…