新田原基地航空祭

10月の中旬の、宮崎県の新田原基地航空祭の写真。
2ヶ月以上前のものだが。

初めて航空祭というものに行った。空自の基地に行くのも初めてだった。
F4やF15を見るのも初めてだったが、想像以上に大きくて迫力があった。全長が大型バスくらいあったと思う。
F2はそれに比して小さくてかわいらしかった。コクピットが地面から離れて、前にググっと突き出している所がかっこいいと思った。専守防衛を標榜し、他国の基地を叩くことを前提にしていないので、F2はブルーを基調としている洋上迷彩だ。地上では目立つのだが、海洋上では目立たないらしい。このカラーもかっこよかった。

空を縦横無尽に駆けめぐる戦闘機。そこに自由を見るか? 否、なにより、その凶暴な機動が印象的だった。
戦争のため、人類が到達したあらゆる知識と技術と野望が、戦闘機にはつめ込まれている。その大きな機体の中に圧縮されている。
戦闘機が凄まじい爆音を響かし、暴力的な運動性能を存分に発揮させ、そして空の中、はるか上空へ衝撃のスピードでつっこむ。その先にはただ人間がいるのだと思う。相手を自分の自由にしたいという人間が、相手からの干渉を拒否する人間が、そして強さと速度に目をキラキラさせる人間が。