2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧
こんな話を聞いた。「人に愛されるのは子供。人を愛するのが大人。大人になるということは、他者から愛され自分の承認欲求を満足させていた存在を脱し、 他者を愛することで他者の居場所を認めてあげられる存在に成長すること。」
おすすめ! 阿蘇神社 阿蘇 惟之 編 2007 学生社 内容、出版社ウェブサイトより 阿蘇山を祭る肥後国一の宮と阿蘇十二神の発生、数々の神話・伝説や古式を伝える特殊神事・神饌、阿蘇国造と阿蘇宮司家など、謎を秘めた阿蘇神社のすべて! 感想 ○阿蘇神社の宮司…
なぜ花はいつも こたえの形をしているのだろう なぜ問いばかり 天からふり注ぐのだろう 岸田衿子『あかるい日の歌』、1979 この詩は実に不思議だ。「花」は「こたえの形」をしているという。 そして「問い」が「天からふり注ぐ」のだという。よく聞く話があ…
ロボット兵士の戦争 P・W・シンガー (著) 小林由香利(訳) 原著2009 NHK出版 内容(「BOOK」データベースより) クリックひとつで戦闘準備完了。ハイテクは、戦争のスタイルを根本から変えた。今後、技術開発はどこへ向かい、人類にどんな影響をもたらすの…
寝ながら学べる構造主義 内田樹 2002 文藝春秋 内容、出版社ウェブサイトより 構造主義は現代思想の代表みたいにいわれるけれど、一体どんな思想なんだろう。そう思って解説書を手にとれば、そこには超難解な言い回しや論理の山。ああ、やっぱり現代思想は難…
失敗のメカニズム 忘れ物から巨大事故まで 芳賀 繁 2000 日本出版サービス 内容(「BOOK」データベースより) 1994年、名古屋空港着陸に失敗し大惨事となった中華航空機の墜落事故は、思いがけない操作ミスが原因だった。忘れ物や勘違いなど日常の小さなミス…
じつはよく知らなかった経済のことがスッキリわかる本 不況対策から国際情勢まで! おもしろく教える経済塾 石川 秀樹 2012 大和書房 内容(「BOOK」データベースより) 就活生の経くんは、入社試験や面接で問われる経済のことがわからず、なかなか内定をもら…
政治家の殺し方 中田宏 2011 幻冬舎 内容、出版社ウェブサイトより 37歳という若さで横浜市長となった。だが、事実上、政治家として殺された。ある日、突然襲った謂れのないスキャンダルの嵐。その身の潔白は、すべての裁判で勝訴をおさめたことで証明された…
おすすめ! 論理病をなおす! 処方箋としての詭弁 香西 秀信 2009 筑摩書房 内容(カバー折口より) 論理ではなく、詭弁を身につけてみないか?詭弁と聞くと、子供だましの芸当と聞こえるが、口先だけ達者になることではない。詭弁には、思考そのものを鍛える力…
「読む」技術 速読・精読・味読の力をつける 石黒圭 2010 光文社 内容、カバー折口より 言語の学習には、「読む」「書く」「聞く」「話す」という四つの技能がある。その中でも「読む」という行為は、漢字と語彙がわかれば自然に読めると思われているせいか…
超おすすめ!日の名残り カズオ イシグロ(著), 土屋 政雄 (翻訳) 原著1989 中央公論社 内容(「BOOK」データベースより) 品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダ…
都市と日本人 「カミサマ」を旅する 上田 篤 2003 岩波 内容、カバー折口より 都市とはなんだろう。それは「カミサマのいる場所」のことだった。では「カミサマ」とはなにか―吉備に太古の国造りを見、古代と近代の「宮城」の意味を探り、現代の「鎮守の森」…
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック(著) 倉 久志(訳) 原作1968 早川書房 内容、ウィキペディアより 第三次世界大戦後のサンフランシスコを舞台とし、賞金稼ぎのリック・デッカードが、火星から逃亡してきた8体の人造人間を「処…
累犯障害者 獄の中の不条理 山本譲司 2006 新潮社 内容(「BOOK」データベースより) 刑務所だけが、安住の地だった―何度も服役を繰り返す老年の下関駅放火犯。家族のほとんどが障害者だった、浅草通り魔殺人の犯人。悪びれもせず売春を繰り返す知的障害女性…
そして殺人者は野に放たれる 日垣 隆 2003 新潮社 内容、(「BOOK」データベースより) 「心神喪失」の名の下で、あの殺人者が戻ってくる!「テレビがうるさい」と二世帯五人を惨殺した学生や、お受験苦から我が子三人を絞殺した母親が、罪に問われない異常な…
高良大社 筑後国一宮であり名神大社にも列せられている高良大社に行ってきた。 住所は久留米市にあたる。社殿は九州最大の神社建築だそうだ。 主祭神は「高良玉垂命」。天皇系列の天津神ではない。地元の有力豪族の祖先神だろう。現在まで広大な神域を確保し…
フランクリン自伝 ベンジャミン・フランクリン(原稿執筆) 松本 慎一,西川 正身(訳) 1957 岩波 内容、表紙より 科学者であるとともに出版業者、哲学者、経済学者、政治家、そして何よりもアメリカ資本主義の育ての親であったフランクリン(1706‐90)。その半生…
中夏文明の誕生 持続する中国の源を探る NHK「中国文明の謎」取材班 (著) 2012 講談社 内容、カバー折口より 広大な国土に13億という膨大な人口を擁する中国。この国を文明史のレベルで読み解こうとするとき注目されるのは、文明の誕生以来今日まで、ほぼ同…
発信箱:お札のサイン=福本容子(論説室)毎日新聞 2013年02月08日 00時48分 2期目に入ったアメリカのオバマ大統領から次の財務長官に指名されたジェイコブ・ルーさん。その冗談みたいなサインで一躍有名になった。輪っかが8個ほど横につながっただけ。ペ…
古代史 1冊で、学び直し! 総合文化研究倶楽部 2011 学研 内容(「BOOK」データベースより) 豊富な図解で、歴史の流れが一目瞭然。古代史の要点を、見開きでわかりやすく解説。時代が体感できる、全国99の歴史スポットを紹介。 感想 ○日本の古代、ここでは…
小説の読み方 論文の書き方 野間 正二 2011 昭和堂 内容(出版社ウェブサイトより) 小説を読み解くスリルと、読書の興奮をまとめあげるスキルをあなたに。この一冊で、多面的な読み解き方と、論文・レポート執筆のイロハが自然と身につく。文学研究の入門者や…
おすすめ! それでも、日本人は「戦争」を選んだ 加藤 陽子 2009 朝日出版社 内容、出版社ウェブサイトより かつて、普通のよき日本人が「もう戦争しかない」と思った。世界最高の頭脳たちが「やむなし」と決断した。 世界を絶望の淵に追いやりながら、戦争…
議論術速成法 新しいトピカ 香西 秀信 2000 筑摩書房 内容、カバー折口より 議論をうまく進めるにはどうしたらよいか? 議論に負けないためにはどうしたらよいか? 本書は、議論に巧みな人たちが意識的にあるいは無意識的に用いている方法を、公然と「盗用」す…
ヤマト王権 吉村武彦 2010 岩波 内容、カバー折口より 日本列島にはじめて成立した全国的な統治システム、ヤマト王権。その始まりはいつだったのか。初代の「天皇」とは誰なのか。王宮や王墓の変遷は何を物語るのか―。「魏志倭人伝」など中国の正史や金石文…
海峡の光 辻 仁成 初出1996 新潮社 内容(「BOOK」データベースより) 廃航せまる青函連絡船の客室係を辞め、函館で刑務所看守の職を得た私の前に、あいつは現れた。少年の日、優等生の仮面の下で、残酷に私を苦しめ続けたあいつが。傷害罪で銀行員の将来を…
そして誰もいなくなった アガサ・クリスティー (著), 清水俊二 (翻訳) 原1939 早川書房 内容、カバー裏より それぞれ見も知らぬ、さまざまの職業、年齢、経歴の十人の男女が、U・N・オーエンと名乗る一人の男からの招待状を手に、デヴォン州沖にあるインディ…