じつはよく知らなかった経済のことがスッキリわかる本 不況対策から国際情勢まで! おもしろく教える経済塾

じつはよく知らなかった経済のことがスッキリわかる本 不況対策から国際情勢まで! おもしろく教える経済塾
石川 秀樹 2012 大和書房

内容(「BOOK」データベースより)

就活生の経くんは、入社試験や面接で問われる経済のことがわからず、なかなか内定をもらえないでいた…。そんなとき、ふとしたことから、マンションの隣部屋の住人が経済塾の人気講師だと知る。交渉に成功した経くんは、夜な夜な先生の部屋に通い、経済の講義を受けることになる―。対話でわかる経済の基礎の基礎。

感想

○「先生」と「初学者」による対話形式になっている。
わかりやすい。が、内容が薄すぎる。高校生の「政治経済」レベルに、新聞をザッピングしていれば知っているような知識が並べられている。
もう少し高度な内容を期待していたので残念。

○人が行動するインセンティブ=動機に重きをおいて解説しているのが特徴かな。

○中国が今後、なおいっそう大きな市場を形成していくことを示したグラフが載っていた。十数年の後、アメリカと中国とインドで世界を三分するのではないかと思わされるほど大きな市場シェアだった。
日本を敵視する共産党をいただく今の中国はやっかいだなあ、どうにかならないかな、とあらためて思わされた。本当に厄介なことだ。