レースに負けた青年の、うな垂れる様子から目が離せない。
レースに負けた青年の、うな垂れる様子から目が離せない。
それは美しく、
また僕にはないものだから。
三年間に抱いたであろうありとあらゆるさまざまな人間臭い感情は、ただここに結実したのだ。空が大きく、綺麗に見えた日だった。
男よ。女よ。
あなたたちがボートに乗るのを見たとき、ただただ僕は、〈自由になったんだな〉と感じた。
さあ、次はどんな世界を、価値観を、物語を、心を、願いを、見る?
いつの日か、機会があれば教えておくれ。
パノラマ 4-3 posted by (C)skycommu