2010-01-01から1年間の記事一覧

エコロジストのための経済学

おすすめ! エコロジストのための経済学 小島寛之 2006 東洋経済新報社 内容、アマゾンより 「環境破壊=悪、環境保護=善」という二元論では、何も解決しない。経済学の理論を用いて、環境問題の「むずかしさ」を、経済学初心者にもわかるように、平易に解…

アンフェアな月

アンフェアな月 秦 建日子 2006 河出書房新社 内容、「BOOK」データベースより 「娘が誘拐されました」「生後三ヶ月なんです」―錯乱状態の母親からの110番通報。母親の事情聴取に入った刑事・雪平夏見は母親の不審な行動に疑いをもつ。狂言か?―そこにかかっ…

ハイエク 知識社会の自由主義

ハイエク 知識社会の自由主義 池田信夫 2008 PHP研究所 内容、カバー折口より 一九三〇年代、ほとんど一人で社会主義・ケインズ主義と対決したハイエクは、サッチャー、レーガン政権が成功したことで、経済学だけではなく、世界のあり方をも変えた。本書では…

ゴルゴタ

ゴルゴタ 深見 真 2007 徳間書店 内容、「BOOK」データベースより 妻が惨殺された。妊娠六ヶ月、幸せの真っ只中だった。加害少年らに下った判決は、無罪にも等しい保護処分。国も法律も真田の味方ではなかった。憤怒と虚無を抱え、世間から姿を消した真田は……

不透明な時代を見抜く「統計思考力」

不透明な時代を見抜く「統計思考力」 神永正博 2009 ディスカヴァー・トゥエンティワン 内容、カヴァー折口より 自分の未来を考える上で、統計思考=データ分析ほど強力な方法論は他にないと思います。わたしは、どこにいるか、いつ助けてくれるか分からない…

確率的発想法 数学を日常に活かす

確率的発想法 数学を日常に活かす 小島寛之 2004 日本放送出版協会 内容、カヴァー折口より 天気予報からリスク論まで 確率の発想さえ身につければ、不確実な状況をうまくコントロールできる。ギャンブルや保険、資産運用など、日常に即しながら確率の基本的…

真剣師 小池重明 (“新宿の殺し屋”と呼ばれた将棋ギャンブラーの生涯)

真剣師 小池重明 (“新宿の殺し屋”と呼ばれた将棋ギャンブラーの生涯) 団鬼六 イースト・プレス 1995 内容、カヴァー折口より 真剣師 小池重明とはこんな男だったーー 賭け将棋にめっぽう強く、新宿の“殺し屋”“プロキラー”とも呼ばれた。連続二期アマ名人とな…

チベット旅行記

おすすめ! チベット旅行記 河口慧海.著 長沢和俊.編 原著(1904) 白水社 内容(「BOOK」データベースより) ただひとり、ひたすら求道の情熱に身を任せ、明治33年、日本人として最初にチベットに入国した河口慧海。その旅行記は古典的名著であり、読み物とし…

半落ち

半落ち 横山秀夫 2002 講談社 内容(「BOOK」データベースより) 「人間五十年」―請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。全面的に容疑を認めているが、犯行後二日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。男が命より大切に守ろうとするもの…

ダムと日本

ダムと日本 天野礼子 2001 岩波 内容、カヴァー折口より 「治水」「利水」の名の下に、日本列島中の川を縊って建設されてきた二七〇〇のダム。今やまったく不要になったにもかかわらず、建設計画はまだ五〇〇以上もある。政・官・財の利権がらみで一向に見直…

ネット評判社会

おすすめ! ネット評判社会 山岸俊男 吉開範章 2009 NTT出版 内容、アマゾンより この本は、これからの社会で暮らす私たちの生き方についての本であると同時に、社会秩序の作り方についての本です。これからの日本社会をどのように作っていくかと同時に、…

やさしい日々ーーある夕暮れの三景

一日の終りに街は泣くよ。 人の数だけ切なさは巡るよ。

営利企業だったり、社会の木鐸だったり、コロコロと立場を変え、、、

雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、・・・営利企業だったり、社会の木鐸だったり、コロコロと立場を変え、ペンの力で世論を左右させようという陰湿な欲望に支えられて、自分たちは公平中立で社会が間違っているなどと、中学生のような理屈を吐き載せたくない記事…

尖閣諸島をめぐる、日本と中国との対立をみて考えたこと

2010年9月7日、尖閣諸島近辺で、中国漁船が海保の巡視船に衝突してくる事件がおきた。日本は船長を逮捕したが、中国の激しい抗議にあう。船長は結局、処分保留で釈放されることになった。 この事件については、ネット上でも、さまざまな言及がなされている。…

お酒

お酒を飲むと気分が良くなります。 とてもいい気持ちです。 ふわふわです。 新しい氷に、いつものグラス。棚に収まっていた可哀想な焼酎を引っ張り出す。キミと合うのは半月ぶりだね。 自然はどこまでも美しく、嗚呼、大口径望遠レンズが欲しいな。 何か書か…

世界を信じるためのメソッド(ぼくらの時代のメディア・リテラシー)

おすすめ! 世界を信じるためのメソッド(ぼくらの時代のメディア・リテラシー) 森達也 2006 理論社 内容(「MARC」データベースより) メディアと情報の洪水のなかで、ぼくらはなにを疑い、なにをどう信じ、考えていったらいいんだろう? いま子どもたちに、…

十角館の殺人

おすすめ! 十角館の殺人 綾辻行人 1987 講談社 内容、カヴァーより 奇怪な四重殺人が起こった孤島を、ミステリ研のメンバー7人が訪れた時、十角館に連続殺人の罠は既に準備されていた。予告通り次々に殺される仲間。犯人はメンバーの1人か!?終幕近くのた…

星降り山荘の殺人

星降り山荘の殺人 倉知淳 1999 講談社 内容、カヴァー裏より 雪に閉ざされた山荘。そこは当然、交通が遮断され、電気も電話も通じていない世界。集まるのはUFO研究家など一癖も二癖もある人物達。突如、発生する殺人事件。そして、「スターウォッチャー」星…

霧の中をゆく 阿蘇・高岳

先週の日曜日、友人のY君と阿蘇連山の一つ、高岳に行ってきました。 最初、中岳→高岳のルートをとろうとしました。 中岳への道はある程度整備されていて、さくさく登れます。 草原をゆくY君。 この道の横を、ロープウェイが通っていました。 ただ、長らく使…

文化記号論 ことばのコードと文化のコード

おすすめ! 文化記号論 ことばのコードと文化のコード 池上 嘉彦,山中 桂一,唐須 教光,(著) 1994 講談社 内容、背表紙より 文化記号論は、言葉を人間の心の働き、すなわち精神の創造的な営みとみなすことから出発し、文化現象のすべてを言語記号の総体として…

脱アニュアル小論文 作文と論文をつなぐ指導法

脱アニュアル小論文 作文と論文をつなぐ指導法 中井浩一 2006 大修館書店 内容(「BOOK」データベースより) 画一的な内容、紋切り型の展開、借り物の結論…小論文はこのままでいいのか。直接経験一つ、間接経験一つあれば、小論文は書ける!AO入試にも対応。…

日本語が亡びるとき

おすすめ! 日本語が亡びるとき 水村 美苗 2008 筑摩書房 内容(「BOOK」データベースより) 「西洋の衝撃」を全身に浴び、豊かな近代文学を生み出した日本語が、いま「英語の世紀」の中で「亡びる」とはどういうことか?日本語と英語をめぐる認識を深く揺り…

不平等が健康を損なう

おすすめ! 不平等が健康を損なう イチロー・カワチ ブルース・P・ケネディ著 西信雄 高尾総司 中山健夫監訳 2004 日本評論社 内容(「MARC」データベースより) たとえ裕福な国でも大きな所得格差が存在する場合には、国民の健康水準が低くなることを実証…

どんどん橋、落ちた

どんどん橋、落ちた 綾辻行人 1999 講談社 内容、裏表紙より ミスター新本格・綾辻行人が読者(あなた)に挑戦する究極のフーダニット! 奥深い“本格の魔道”へようこそ! 究極のフーダニットか、袋小路への道標か。 ミステリ作家・綾辻行人のもとに持ち込ま…

入門!論理学

おすすめ! 入門!論理学 野矢茂樹 2006 中央公論社 内容、カヴァー折口より 論理の本質に迫る、論理学という大河の最初の一滴を探る冒険の旅! あくまでも日常の言葉を素材にして、ユーモアあふれる軽快な文章で解き明かされていく。楽しみ、笑いながらも、…

チェルノブイリの森 事故後20年の自然誌

チェルノブイリの森 事故後20年の自然誌 メアリー・マイシオ著 中尾ゆかり訳 原著2005 NHK出版 内容、カヴァー折口より 放射能に汚染されて巨大化したゴキブリやネズミが、荒廃した土地をはいずり回る-それはSFの中だけの話だ。チェルノブイリ原子力発電…

アマテラスの原風景 原始日本の呪術と信仰

アマテラスの原風景 原始日本の呪術と信仰 角林文雄 2003 塙書房 内容、背表紙より 日本の国が形成される過程にあった、縄文・弥生・古墳時代の人々は何を考えて生活していたのだろうか。恐ろしい存在は超自然的な力をもつ存在へ、そしてついにはカミの出現…

オタクで女の子な国のモノづくり

オタクで女の子な国のモノづくり 川口盛之助 2007 講談社 内容、アマゾンより トイレで用を足すときの音を擬音で消す「音姫」。 精巧きわまりない人型ロボットの「ASIMO」。 世界的なステイタスシンボルとなったハイブリッドカー「プリウス」。 ……といったユ…

コチラという名の幻想譚

アチラからコチラへ。 アチラこそが世界の真実也。コチラは世界の幻想也。 鹿児島県 東郷町 藤川天神にて

阿久根市 牛之浜海岸

100年前もここにあった 1000年前もここにあった 1000年後も、ここにある。 胸スクウヨウナ夕日ガアルノナラ。