入門!論理学

おすすめ!
入門!論理学
野矢茂樹 2006 中央公論社

内容、カヴァー折口より

論理の本質に迫る、論理学という大河の最初の一滴を探る冒険の旅! あくまでも日常の言葉を素材にして、ユーモアあふれる軽快な文章で解き明かされていく。楽しみ、笑いながらも、著者とともに考えていく知的興奮。やがて、「考え、話し、書く」という実際の生活に生きている論理の仕組みが見えてくる。論理学ってなんだかむずかしそう、と思っているあなたにこそ読んでほしい「目からのウロコ」の入門書。

メモ

「論理学というのは、論理をすでに使いこなせているひとが、いったいこれはどうなっているのだろうという関心のもとに、それを整理し、体系だて、理論化していく、そういうものにほかなりません」p30


「「ではない」「そして」「または」「ならば」「すべて」「存在する」、これらのことばが作り出す演繹的推論の全体を統一的に見通すこと、これがこの本の目標地点」p33

雑感

論理学の勉強になります。
よくつかう接続詞をもとに、わかりやすく、言葉と言葉の関係と、それに伴う注意点を説明している。
知的なものを書いたり、知的なことを言いたい人は、ぜひ読むべきだと思います。
他人の文章や自分の文章から、新たな発見を得るでしょう。細部に神は宿るのだから。