2009-05-20から1日間の記事一覧

ラ・ロシュフコー箴言集

おすすめ! ラ・ロシュフコー箴言集 二宮フサ訳 1989訳出 岩波書店 【アマゾンより】 原題は「人間考察もしくは処世訓と箴言」というフランス・モラリスト文学の最高傑作であり、ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世(1613-1680)の代表作である。扉に引…

狭いコミュニティに所属したことによってはじめてできた友達

半年ほど前のことだけど、よく遊ばせてもらってるバイト先の先輩からこう言われたことを思い出した。 「バイトで一緒じゃなかったら、例えば同じクラスぐらいの関係だったら俺たち一緒に遊んでなかったよな。」 よく遊ばせてもらってることから、この言葉に…

「国語」の近代史(帝国日本と国語学者たち)

「国語」の近代史(帝国日本と国語学者たち) 安田敏朗 中央公論新社 2006 【カヴァー折口より】 明治維新後、日本は近代的な統一国家を目指し、ことばの地域差・階層差を解消するため「国語」を創始する。「国語」は国民統合の名の下に方言を抑圧し、帝…

冬の巨人

冬の巨人 古橋秀之 2007 徳間書店 【背表紙より】 終わりのない冬、果てのない凍土の只中を、休むことなく歩き続ける異形の巨人“ミール”。 その背に造り上げられた都市は、人々の暮らす世界そのものだった。都市の片隅に住む貧しい少年オーリャは、神学…

1984年

おすすめ! 1984年 ジョージ・オーウェル著 新庄哲夫訳 S47 早川書房 【あらすじ】 ジョージ・オーウェルが描くこなかった近未来、それは偉大な兄弟(ビッグ・ブラザー)が支配する超管理国家だった。 真理省で歴史の改変にたずさわるウィンストンは…