2009-05-11から1日間の記事一覧

アルジャーノンに花束を

超おすすめ! アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 小野芙佐訳 1989 早川書房 【カバー見返しの内容紹介より】 32歳になっても、幼児の知能しかないチャーリイ・ゴードンの人生は、罵詈雑言と嘲笑に満ちていた。昼間はパン屋でこき使われ、夜は精薄…

シャドウ・ワーク(生活のあり方を問う)

シャドウ・ワーク(生活のあり方を問う) イヴァン・イリイチ 玉野井芳郎・栗原彬訳 1990 岩波書店 【カヴァー見返しの内容紹介より】 家事などの人間の本来的な生活の諸活動は、市場経済に埋め込まれ、単なる無払い労働としての〈シャドウ・ワーク〉と…

自由はどこまで可能か(リバタリアニズム入門)

自由はどこまで可能か(リバタリアニズム入門) 森村進 2001 2 20 講談社 本書は近年、政治思想・社会哲学の世界で話題になっているというリバタリアニズムについて広く解説し、哲学的な普遍性を持った思想として論じている。リバタリアニズムは、現…

地球で、たくさんの人が生きているのがみえる

とある英会話教室のポスティングをしている。 ポスティングとはポストにチラシを入れる仕事のことだ。人にその話をすると、「ああ、あのうざいやつね」って言われる。そうだ、あのうざいやつだ。 僕を雇っているのは、とある子供を対象とした英会話教室。だ…

死の商人

死の商人 岡倉古志郎 1999 9 30(改訂版) 初版は1951年 新日本出版社 【雑感】 死の商人。それは無数の罪のない人間に死をもたらす殺戮兵器を開発し生産し販売することで、利益を得る人々のことである。その例としてサー・バジル・ザハロフ、ク…