2009-05-10から1日間の記事一覧

ことばの起源(猿の毛づくろい、人のゴシップ)

超おすすめ! ことばの起源(猿の毛づくろい、人のゴシップ) ロビン・ダンバー著 松浦俊輔+服部清美訳 1998 11 22 青土社 【本書の主張】 「言語は、猿の延長で毛づくろいという肉体的接触によって集団の連帯を維持していた人類の祖先が、より危険…

死んだ魚を見ないわけ

死んだ魚を見ないわけ 河井智康 H11 8 25 角川書店 【本書の主張】 私達はほとんどめったに死んだ魚を見ることはない。トロール網で海底をさらってもそこに死んだ魚を見つけることはない。元気な魚が捕れるだけだ。しかしそもそも、魚(特に硬骨魚類)は…

最近、腕時計について思うこと諸々②/②(時計とは私たちヒトの時間感覚を具現化したものであり、またそうであるがゆえに美である)

時間とは何だろう? 今、まさに目に見えてるこの世界は、私の脳がヒトの目という不完全な感覚器官から受けた中途半端な視覚情報を統合した恣意的なものだけど、時間というものもまた極めて恣意的なものだ。ネズミにはネズミの見えてる世界があり、ネズミには…

最近、腕時計について思うこと諸々①/②(アストロデアが美しいのは自然の美をほぼ純粋に取り入れているから)

時計は、特にデザインに力が入りやすい腕時計は、美しい。メーカーの公式サイトや代理店のサイト、オークション、時計雑誌なんかを眺めてはただ鑑賞している。 時計をつけるようになったのは確か高三になってからだ。それ以前は腕に時計なんかつけるのは嫌い…

夜と霧(新版)

夜と霧(新版) ヴィクトール・E・フランクル 著 池田香代子 訳 2002 11 5 みすず書房 【背表紙より】 〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにか…