2009-05-19から1日間の記事一覧

ある子殺しの女の記録(18世紀ドイツの裁判記録から)

おすすめ ある子殺しの女の記録(18世紀ドイツの裁判記録から) S・ビルクナー編著 佐藤正樹訳 1990 人文書院 本書の内容は18世紀ドイツの裁判記録であるが、その詳細及び歴史的意義については訳者がうまくまとめてくれている。まずはそこを引用し…

美人は三日で飽きるから

日本には実に的を得たいい言葉がある。 つまり、 「美人は三日で飽きる」 だから、大事なのは 「如何に変人であるか? 或いは如何に変人というペルソナを被るか?」 ということだ。 変人最高! みんな、俺を喜ばせるために変人でいてくれ! 空気読めない発言…

身分差別社会の真実

身分差別社会の真実 (身分とは何か? 誰が差別されたのか? 被差別民の起源は? 身分制社会の矛盾を追究し、江戸の社会構造を捉え直す) 斎藤洋一+大石慎三郎 1995 講談社 【重要な点あるいはskycommuの琴線に触れた点】 「「江戸図屏風」をよく見てみ…

ちゃんと話すための敬語の本

ちゃんと話すための敬語の本 橋本治 2005 筑摩書房 【重要な点あるいはskycommuの琴線に触れた点】 「敬語というのは、「相手と自分とのあいだには距離がある」ということを前提にして使われる言葉です。」p24 →興味深い主張だけど、ここでいう「距離…

人は分かり合えるのだろうか?

昨日、ちょっと大学の先輩と議論になった。 単純なようで深遠な問題、陳腐なようで根源的な問題だと思った。それについて私が先輩に言ったこと、考えたことを簡単にメモしてみたい。 人は分かり合えるのだろうか? 私の先輩は以前その題で議論したことがある…