2009-05-03から1日間の記事一覧

ムンクを追え!(『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日)

おすすめ! ムンクを追え!(『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日) エドワード・ドルニック著 河野純治訳 2006 1 30 光文社 大変におもしろく興味深い本だった。主な内容は下記に引用した訳者のあとがきを参照されたし。 「 光…

「私たちは自分自身の神になったのだ」

「私たちは自分自身の神になったのだ」 上は、人間が意識を得たことについて心理学者ジュリアン・ジェインズ氏が残した言葉。(神々の沈黙P104) 意識があるということは実に奇妙なことであり(人間にしかないと考えられている)、不思議なことだ。 意識…

考える身体

考える身体 三浦雅士 1999 12 20 NTT出版株式会社 似たような主題を集めたエッセー集。 僕は、本書のようにエッセー集であることをはっきりと明示してない本が嫌いだ。なぜなら、概してエッセー集はエッセー集であることをきちんと理解しながら読…

手にとるように統計学がわかる本(身近にちらばる数値のカラクリ)

手にとるように統計学がわかる本(身近にちらばる数値のカラクリ) 柳谷晃 2004 8 9 かんき出版 題通り、超基礎的統計学に触れられるの本。 【特に僕の琴線に触れたこと】 ○私たちは数値から意味を引き出して利用しているということをよく認識すること…

果しなき流れの果に

果しなき流れの果に 小松左京 1997 12 18 角川春樹事務所 ≪本の後ろの宣伝より≫ 【N大学理論物理研究所助手の野々村は、ある日、研究所の大泉教授とその友人・番匠谷教授から一つの砂時計を見せられる。それは永遠に砂の落ち続ける砂時計だった! …