2015-09-04 (『はじめての構造主義』、橋爪大三郎)より メモ ・( 図形から導き出された定理を証明によって連鎖させ、その関係性を整理したのが幾何学。これをギリシャ人は重視し、高度に理論化した。一方、算術は奴隷や商人の仕事として嫌ったため代数学はほとんど発展しなかった。 アラビア人はこの偏見がなかったので代数学をしだいに発展させる。そして時代を経、デカルトは幾何学と代数学を、x軸とy軸による座標軸というアイデアを導入することで結びつけた。数式が直線や曲線で表せるようになり、幾何学を代数で表現できるようになったのである。これにより物体の運動を数式で示すことができ、予測を計算できるようになった。)