「戦争の変遷」より

○(戦闘が人々に「興奮、刺激、歓喜、熱狂」をもたらすことを論じたあとの指摘)
「戦争はいろいろな目的を「達成するために」ある集団の構成員が他の集団の構成員を殺す行為であるという見解である。しかしながら、すでに指摘したように、戦争は、ある人たちが他の人たちの命を奪うというところから始まるのではなくて、彼らが自分たちの命をかける危険を冒す覚悟ができたところから始まるのである。」

○「戦争は何よりもまず戦いである――言いかえれば、自ら求めて危険に対処することである。それは、政治ではなくスポーツの延長である。」
(「戦争の変遷」マーチン・ファン・クレフェルト、原著1991)より