レ・ミゼラブル (まんがで読破)
ユゴー マンガ化した人物不明 2009 イースト・プレス
内容(背表紙より)
19年間の投獄生活を経て出獄したジャン・バルジャンは、ミリエル司教の導きにより新しい人生を歩むことを決心する。だが数年後、名前を変えて市長となったバルジャンの元にかつて牢獄で看守をしていたジャベールが警察署長として赴任してくる…。フランス最大の詩人にしてロマン派を代表する作家・ユゴーのベストセラーを漫画化。
感想
○長大な原作を薄い一冊にマンガ化しているということで、だいぶ話を省略して進めている。
そうではあるが、やっぱり原作のストーリーは魅力的だと思った。本マンガを読んでもよく伝わった。
人間に備わる「人間性」を信じるということ。どんな苦難が訪れても、主人公ジャンバルジャンの生き様は人の人間性を信じることの大切さを訴えてくる。
生きるうえでの普遍的な問題。それを問うているからこそ、名作なのだろう。