2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?
2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?
ひろゆき 2007 扶桑社
内容(「BOOK」データベースより)
Web2.0に隠された真実を“この男”が読み解く。もう、これ以上、インターネットは社会を変えない。
メモ
○なぜ2ちゃんねるは潰れないか?
需要があるから。国家がコントロールできると考えているから。(第一章)
○「〜〜しない」と堂々と主張するのは、「〜〜」する可能性があるから。そもそも「〜〜」することを思いつかなければ、いちいち言わない。「〜〜したくないなあ」というレベルの意思表示に思えてくる。(p28)
○知らないものに名前をつけてそれを価値あるもののようにする例がある。web2.0やマイナスイオンがそう。それで金を儲けようとする人たちがいる。(p43)
雑感
最近、ひろゆきの出演する動画を、偶然見るなどして、彼に関心をもった。
本書を読んでいても、ひろゆきは本当に頭が良いなあと思う。
彼はわざとだろうけれど、物事を、現象を、すごくシンプルにみる。単純化してみる。極端なまでに。しかしそれよって、物事の本質を捕らえているように思うのだ。普通の人が見逃してしまう、物事の本質を鋭く切り込んでいるように思うのだ。それは聞いてしまえば、「なあんだ」と思う。けれどもそれは、シンプルであるがゆえに、少しのことでは動じない、物事の本質であると思うのだ。
対談している佐々木俊尚が、「身も蓋もなさすぎ」p118と言っているが、まさにそんな感じ。
僕も、このような考え方ができるようになってみたい。