(『ヴィトゲンシュタイン入門』、永井均 )より

「優れた哲学者とは、すでに知られている問題に、新しい答えを出した人ではない。誰もが人生において突き当たる問題に、ある解答を与えた人ではない。これまで誰も、問題があることに気づけなかった領域に、実は問題があることを最初に発見し、最初にそれにこだわり続けた人なのである。」