まんがで読破 それから

まんがで読破 それから
原著夏目漱石 漫画化した人物は不明 2009 イースト・プレス

内容、背表紙より

明治時代後期、新興ブルジョアである長井家の次男・代助は大学を卒業後、親の援助のもとで定職にも就かず、数ある縁談話も断り独身生活を守り続けていた。 愛に対しては淡泊な代助だったが、友人夫婦との再会で、己の中の真実の愛に気づいてゆく……。
近代社会の孤独な人間心理を描く夏目漱石前期三部作のひとつを漫画化。

感想

○主人公である長井代助が、これまで押し隠してきた本当の気持ち(恋心)に気づき、今までの生活や家族を捨てつつその恋心に従って生きていく勇気を獲得する物語。

物語の構成や主題はシンプルだけど結構好きな感じ。

ただ、この主人公、けっこう身勝手で、現代人からすると批判が多そうだ。感情移入できない部分もあるかも。