廃村を訪ねる。初まりあらば、終焉あり。

鹿児島県 薩摩川内市 東郷町、津田集落を訪ねた。


川内川の支流の支流にあった集落。
今年3月、最後の住人が居を移し、廃村となった。

2010年 4月4日 津田集落跡地記念碑除幕式
 最後の住民の方が引っ越してゆき、無人となった東郷町藤川地区の津田集落で、元住民の方々による津田集落跡地記念除幕式が行われ、集落の長い歴史に幕が下ろされました。
 市長は、最後の住民となった津田次美(つだ つぎみ)さん夫婦らと除幕を行うとともに、「今後は本年4月に制定したゴールド集落活性化条例にもとづき、市民の皆さんが住み慣れた地域に安心して住み続けられる地域づくりをしていきたい」と述べました。
 当日は約70名が参列し、その後に行われたお別れ会では、手作りのごちそうをいただきながら懐かしい思い出に話がはずんでいました。
(http://www.city.satsumasendai.lg.jp/www/contents/1273714061376/index.html)


臥龍梅で有名な藤川天神を少し過ぎたところに津田集落はあった。
地元の人に道を尋ねながら何とかたどり着く。
小さな谷間。川に沿って小さな小さな集落が広がる。


半年前に廃村になったばかりとあってか、残っている家々は、割合綺麗だった。



彼が写してきた住民は、もうここにはいない。


奥のほうではまだ、稲を作っている


墓は網で覆われているが、綺麗な花が飾られていた。移転した元住人やその親族が折に来るのだろう。


初まりあらば、


終焉あり。